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その他問題点

【問題16】「今から始めても儲かる可能性がある」の真偽について

 ⇒アムウェイのビジネスプランは要するに、売り上げの3割にあたるボーナスの全額を全ディストリビューターで取り合うゼロ・サムゲームである(ダウンの取りこぼしたボーナスをアップが取るというルール)。
 ところで、アムウェイの売り上げはここ数年右肩下がりになっている。
 ということは、必然的にボーナスの全額もここ数年右肩下がりになっているということになる。確かに「可能性は」ある。しかし、市場自体がジリ貧であるのだから、いくら収入の逆転があるとはいえ、この先権利収入を得ることは容易ではない。
 新規ディストリビューター諸君はそこをきっちりと理解してビジネスに臨むようにしてほしい。



【問題17】「エメラルドDDは年収1000万円」という表現の意味

 ⇒ビジネス「本気組」にとっては自明だが、アムウェイを行うには商品購入費・交際費・交通費等がかかる。
 つまり、アムウェイによる収入が1000万円あったとして、必要経費を差し引いた所得は、それほど大きなものにはならないことに留意すべし。
 また、サラリーマンであれば半額を会社に負担してもらえる厚生年金・社会保険の掛金や交通費等が個人事業主では全額自腹となることも注意するべき点である。
 具体的には、サラリーマンは収入の約3割ほどを所得控除として無条件に経費とすることが認められている。要するに、100万円収入があったとして、仕事のためにスーツを買ったり交通費がかかったりしているだろうから、100万円のうち30万円ほどを免税してあげますよという制度である。
 しかし個人事業主にはこういうものはない。例えば、100万円の収入を得ても、実際に証憑(領収書)などがないと、1円も経費として認めてもらえない。実際に使った額だけが経費として認められるというわけだ。
 一般的に、アムウェイ専業のエメラルドDDの生活レベルは、年収300万円のサラリーマンと同程度と言われている。本気でアムウェイをすると決意したとしても、決して本業を辞めてはならない。



【問題18】アムウェイは登録しないと商品を買えない?

 ⇒ネット上には、なぜかアムウェイを初めとするマルチ商法型企業の格安通販サイトが存在している。それらのサイトでは、ディストリビューター価格よりもさらに安い値段でアムウェイ製品を購入することができるのだ(バス浄水器など、定価の60%オフで販売している!)。
 大問題なのは、このサイトの存在により、単なる消費者が一人残らずアムウェイ・ディストリビューターから格安通販サイトに流れてしまう点である。
 なぜならば、ビジネスに興味がなく製品を使用するだけの単なる消費者にとって、PVなど何の意味も持たないからだ。よって、登録料・更新料も不要でより安く買えるこれらのサイトは、彼らにとって非常に魅力的に映るに違いない。
 そしてやっかいなことに、ディストリビューターは、格安通販サイトの存在を知った時点で、彼ら単なる消費者に、その存在を伝えなければならなくなる。なぜならば、「美味しいラーメン屋を見つけた」ことを伝えるのが口コミの基本であるというのならば、「美味しい上に安いラーメン屋を見つけた」ことを伝えるのもまた、口コミの基本だと言えるからだ。
 これからは、プロスペクトにアムウェイを伝える際には、「値段は高いが権利収入のチャンスもついてくる、アムウェイから直接購入する方法」を選ぶか、「値段は安いが権利収入のチャンスはついてこない、格安通販サイトで購入する方法」を選ぶかの選択権を与えるべきである。
 そうでなければ本当にプロスペクトのことを考えているとは到底言えないからだ。事実、優良なグループは実際にその選択権を与えてなお、グループを伸ばしている。
ところで、メーカーから直接でないと買えないはずの商品がネット上に流れているのはどういうことか。これは推測だが、ピンレベルを落としたくないディストリビューターが、PV稼ぎのため無理に購入した商品が、こういった格安サイトに転売されているのではないだろうか。
 もちろん真偽は不明だが、その可能性は低くないと思う。だとするならば、格安通販サイトの存在は、マルチ商法そのものに起因する構造的問題だと言える。
格安通販サイト:
http://inaturainc.com/

http://nustyle.jp/


  
5.悪質グループまとめ

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